ロシア

ロシアの秋と芸術・ボルガの船旅 12日間
2006年9月28日(木)〜2006年10月9日(月)

ボルガの船旅
船旅のルートは、サンクト・ペテルトブルクからネヴァ川に入り、
モスクワ川まで6つの川、3大湖(ラドガ湖、オネガ湖、ベロエ湖)と
巨大なルィピンスク人工湖や長大な運河をたどりながら航行して
モスクワに至る
18ヶ所の水門を通過し、6日間をかけて走破する距離は1800kmある

途中
ロシアの自然や村の生活を伝えるテーマーパーク「マンドロギ」
木造教会の世界遺産「キジ島」
修道院がある村「ゴリツィ」
ヴォルガ最古の街「ウグリッチ」
に上陸して観光

ヴォルガの旅日記

第1日目

9月28日(木)午前9時・・関西空港集合

夫婦3組・夫婦&義姉・女性2人連1組・姉妹・男性1人・女性9人・計23人
ツアコンは40代半ばの男性
平均年齢はかなり高く、熟年グループのチームです
従って個性の確立は完了済みで、個性豊かな団体です

ロシアへは直行便が無い為、フインランド航空でヘルシンキへ向います
関空11;00発⇒所要時間10時間20分⇒ヘルシンキ⇒所要時間55分⇒サンクト・ペテルトブルク着18:20着
ヘルシンキからサンクト・ペテルトブルクまでの小型飛行機はガタガタゆれて恐かった
現地時間18時20分、夜にサンクト・ペテルトブルクに着いてホテルに直行


フインランド航空の機体にサンタクロースの絵

サンクト・ペテルトブルク空港で小型飛行機に徒歩で乗り換え

夜・9時頃に、ホテルとして宿泊する船「クラシン号」に到着
船は5階建て私の部屋は3階の356号室、船先に近い部屋です
クラシン号は300人定員の中型客船で狭い運河と水門に最適

クラシン号でヴォルガの船旅


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第2日目

サンクト・ペテルトブルク観光

歴史と芸術に満ちたロシア第2の都市
「北のベニス」と呼ばれる
市内には65の運河がながれ365の橋が架かっている
水面に写る風景は、美麗で、建物は18〜19世紀に建てられたバロック様式が多い

1713〜1918年の約200年間、帝政ロシアの首都として栄えた。
          18世紀の初頭、ピヨートル大帝により建設された。栄光と名誉と華やかな街
          エカテリーナ2世の女帝により芸術が花開く
1917年の社会主義革命後、レニングラードとなる
1991年に再びサンクト・ペテルトブルクとなる

サンクト・ペテルトブルク市内風景


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聖イサク寺院
聖イサク寺院は、円屋根を持つ寺院の内、世界で3番目に大きい
フランスの建築家モンフェランの設計、1918年から完成まで40年かかりました
教会内部は色大理石や孔雀石で飾られている
見事なモザイク画のイコンがある


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エカテリーナ宮殿
サンクト・ペテルトブルクの郊外・南に約24km程行ったプーキシン市にある
皇帝の夏の宮殿で18世紀に活躍した建築家ラストレリによって造られた

ピョートル大帝が、2番目の妻エカテリーナ2世に贈った土地に建てられた宮殿
青い外壁に白い円柱、宮殿を取り囲む金箔の柵が美しい、ロシアバロック様式の代表的な建造物
内装も見事で、特に宮殿の中心となる大広間は金箔と鏡で埋め尽くされている。
かつて仮面舞踏会などが催されたという。
ほかの部屋も、柱の色によって「赤柱の間」「緑柱の間」などと名づけられ、
その色を基調とした内装でまとめられている。
内装すべてに琥珀が使われた「琥珀の間」は世界中の絶賛の的だった。
ロシアに漂着した大黒屋光太夫は、エカテリーナ2世に帰国の許可を願い出て、この宮殿で拝謁したという。

第2次世界大戦で被害を受けたが1967年から再建され、約15室公開されている

エカテリーナ宮殿


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バレエ鑑賞

夜は白鳥の湖をパレス劇場で鑑賞する
白鳥の湖3幕
チャイコフスキー作曲
オーケストラの生演奏で指揮者と踊り子の掛け合いが面白く楽しみました


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第3日目

ロシアが世界に誇るエルミタージュ美術館

エルミタージュは隠れ家の意味
エカテーリーナ2世がコレクッションを収集したのが始まり,女帝の為の隠れ家的美術館が始まり
冬宮と通路で結ばれた小エルミタージュ・旧エルミタージュ・新エルミタージュおよびエルミタージュ劇場からなる
冬宮は歴代の皇帝に住居で現代の冬宮は5代目の建物。ロシア・バロック様式建築の傑作

エルミタージュ美術館


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第4日目

マンドローガ
ラドガ湖とオネガ湖の間のスヴィール川の河畔にあるテーマーパーク
ロシアの詩人プーシキン。
その
ロシアおとぎ話の不思議な世界をテーマ・パークにしてしまったのがマンドローガなのです。
おとぎ話の雰囲気漂う田舎町を散策
それは昼食のロシア風バーベキュー「シャシリク」を頂きました

マンドローガ


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第5日目

世界遺産・キジ島

オネガ湖の奥にある、キジ島は島には50人ほどの住人が住んでいる、極寒の村
世界遺産にも指定されている木造教会群が有名

釘を一本も使っていない木造教会。細部まで計算されてつくられた驚異的な「作品」なのです。

うろこ模様のドーム屋根

ひとつひとつカーブの違う無数の小さな木片がジグソーパズルのように組み合わされてできています
プレオブラジェンスカヤ教会だけで3万個以上の木片が使われているそうです。
小さな木片はヤマナラシという木から作ら
れています。
このヤマナラシの木片、雨が降ると湿気を吸って黒くなり、太陽に照らされると乾いて白くなり、
光と影が素晴らしい階調を織りなして、ドーム屋根が銀色に光り輝きだすという仕組みなのです
屋根を銀色に塗っているわけじゃないんですよ!
さて、たくさんある玉葱ドーム。一体いくつあるか気になりませんか? 
イエスが十字架に磔にされたのが33歳、それで木造教会群のドーム総数は33個なのだそうです。

キジー島の素晴らしさは、この木造教会だけではありません。
キジー島は島全体が屋外博物館になっています。

世界遺産・キジ島


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第6日目

ゴリツィ

ベロエ湖を過ぎた水路岸のある、自然が美しいのどかな田舎の村
湖畔からバスで少し行くと、
白い城壁で囲まれた壮大なキリロ・ベロゼリスキー修道院が姿をあらわします。

イワン雷帝ゆかりの古い修道院、キリロ・ベロゼリスキー修道院の歴史は古く、16世紀まで遡ります。
ところどころ崩れた城壁が、時代の荒波を乗り越えてきた歴史を感じさせます。

城壁内には、さまざまな礼拝堂や聖堂がありますが、いくつかはいまも実際に使われている「生きた修道院」です。
広い敷地には、
かわいい野花が咲き乱れてロシアの良き田舎風景を楽しむことができます。

見所は、敷地の奥にある
広大な湖。修道院の門を抜けると、さーと広がる美しい湖。
この湖の水で顔を洗うと若返る!?
という話もある

ゴリツィ


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第7日目

ウグリッチ

「ウグ」は曲がり角の意味、この地でボルガ川が90℃に曲がっている
ヴォルガ川に面してそびえたつ
「ドミトリーの血の教会」です
16世紀のロシア。イワン雷帝亡き後、
幼かった長男ドミトリー(雷帝7人目の妃の子)はウグリッチに幽閉され、そこで短い生を閉じます
(側近ボリス・ゴドノフの策略によって、暗殺されたという説が多い
その時、「口封じ」のために多くのウグリッチ住人も処刑されたといいます)
ドミトリーの変死体が発見された場所に、17世紀に教会が建てられた
教会内の壁にははこれらの悲しい歴史を克明に描いた見事なフレスコ画で埋め尽くされていてます。
スパソ・プレオブラジェンスキー寺院の壮麗なイコノ・スタス(イコンが張りつめられた祭壇)を見学

ウグリッチ


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第8日目

ボルガ河からモスクワ運河を南下して、イヨイヨ最終地モスクワに到着
午後はトレチャコフ美術館へ
シーシキンやイワノフらロシアの近代絵画を鑑賞
国宝アンドレイ・ルブリョフ「三位一体」をみる(ロシア正教の宗教画)
時間が無く、駆け足での鑑賞

トレチャコフ美術館


↑トレチャコフ美術館
                       
                         トレチャコフ氏の銅像⇒

第9日目

ロシアの首都モスクワとクレムリンを終日市内見学
ロシア連邦の首都。1997年に都市建設850年を迎えた。ロシアの政治、経済、文化の中心地

モスクワ市内観光

クレムリンと赤の広場


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モスクワ市内


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第10日目

午前中は自由行動ですが、添乗員さんに案内されて
地下鉄でプーシキン美術館へ(館内は撮影禁止)

プーシキン美術館
19世紀末期〜20世紀初頭にかけての西洋絵画を集めた「近代西洋芸術館」(プーシキン美術館別館)


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午後はフインランド航空でヘルシンキへ移動

第11日目

午前中はヘルシンキ市内見物

ヘルシンキ

午前中は市電と徒歩でヘルシンキ市内半日観光


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帰国の途に

ヘルシンキ発17:15 ⇒所要時間約9時間25分⇒関西空港に出発

第12日目

関西空港午前8時40分 無事到着

旅行カバンを宅配便にお願いして空港バスでお昼前に帰宅