平安神宮

紅しだれ コンサート
2003 04 13日(日)

平安神宮(明治28年3月15日・西暦1895年 創建)
平安遷都1100年を記念して 明治28年に遷都のおや神さまである第50代桓武天皇をご神体として創設されました
当時 京都の衰退ぶりは目を覆うものがありました
幕末の戦乱で市街地は荒廃し 明治維新によって事実上 首都が東京へ遷った事に人々の心に大きな打撃を与えました
その状況下で京都を救ったのは 京都復興への市民の「情熱」と国の人々の京都に対する「思い入れ」でした
数々の復興事業を奨励し 教育・文化・産業・生活すべての面において新しい京都が模索され
同時に古き良き京都の維持継承に力が注がれたのです
これらの熱意と一連の町おこし事業が見事に結実して 平安神宮が創建されました




紅しだれコンサート

京都の春を彩る風物詩「平安神宮 紅しだれコンサート〜こころのふるさと〜」
15年目を迎え 今年は大極殿前で癒しの音楽演奏と神苑のしだれ桜を楽しめます
演奏される音楽は毎回異なり ピアノ・ギター・琴・笛とバライティーです
桜の満開の頃催されてライトアップされた 紅しだれは白く浮かび上がり 水面に映し出されて
幽玄・夢幻の世界へ誘います とてもロマンチックです


夜桜の 思い出辿る 笛しらべ

今年は中国笛 劉 宏軍(Hong Jun)
中国国立歌劇舞踏院管弦楽隊 フルート奏者
80年来日後 中国民族音楽の研究・演奏・作曲活動を始める
NHKテレビ「遥かなるシルクロードの調べ」作曲
映画「ラストエンペラー」で坂本龍一と共に作曲・演奏
中国笛は物悲しくも有り 心の底の魂を揺さぶり 東洋人の血が騒ぎました


夜桜と 戯れし 夢幻かな

        花吹雪 愛しい肩に そっと触れ




       しづ心 散らんと想う さが哀しい




            濃艶に 咲く花々の 恋心